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​誰もいない街

見ろよ夜が明けてゆくよ

煙草くわえたお前と俺と

黒い烏を蹴散らして歩く

一秒ごとに透き通ってゆく

そんな風景

まるで映画のラストシーンさ

道の真ん中ふざけて歩く

やがて誰もが旅立ってゆくだろう

思い出すだろう何度も何度も

そんな情景

誰もいない街だから

俺の足音はとてもよく響く

誰もいない街だから

お前の笑い声も遠く遠く響くんだ

東の空が白みはじめる

​俺たち同じ夢の中

ああ 何もないけれど

ああ とても気持ちが良いな

誰もいない街だから

俺の足音はとてもよく響く

誰もいない街だから

お前の笑い声も遠く遠く響くんだ

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