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雨音

夏の雨 窓の外
何かを言い掛かけて 
途切れた言葉

熱の無い 夢の様
静かに消えてゆく 
まるで僕ら幻

今日もまた ふらり

彷徨うワケを求め続けて 傷付くばかり

今日もまた ひとり

涙も忘れ 空の心に雨音が響く

夏の雨 降り続く
野良猫の瞳は

空を見上げて

 

何もかも 満たされたい
誰も居ない空に
手を合わせ祈れども

今日もまた ふらり

彷徨うワケを求め続けて 傷付くばかり

今日もまた ひとり

涙も忘れ 空の心に雨音が響く

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