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全然ない

冷たい金属みたいな寂しさが

心のどこかに埋まっているのに

そいつを取り出す方法は恐らくないから

せめて外套のように暖かなものが欲しいけれど

全然ない

笑い方を忘れたけれど

悲しむ余裕も時間もない

歩け歩けと急かす声

空っぽのライフ 窮屈なスタイル 足りてないラヴ

固く握りあった手も気が付けば離れていた

真夜中の虫たちは

あの月を目指すよ今宵も 力尽きるまで

誰もがなにか忘れたまま

空っぽのライフ 窮屈なスタイル 足りてないラヴ

正解も不正解もない時代に溺れそう

冷たい金属みたいな寂しさが

心のどこかに埋まっているのに

そいつを取り出す方法は恐らくないから

せめて外套のように暖かなものが欲しいけれど

全然ない

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