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風の丘

美しくなりたいと

燃えつきる夕暮れの空に

声もなく叫んでいた

少年のあの涙はなぜ乾いた

 

奪われない 決して逃げない 強い大人になれる

そう信じていた

少年はあの夢をなぜ忘れた

 

あの日あの丘で見たのは誰もたどり着けない幻

本当の世界はいつだって君の後ろにあったのさ

 

いつの間にか僕らは いつの間にか世界は

 

あの日あの丘で描いたのはガラス細工で出来た憧れ

本当の世界はいつだって君の後ろにあったのさ

あの丘に赤い風が吹く二度とたどり着けない風の丘

本当の世界はいつだって君の後ろにあったのさ

 

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